高円寺といえば、住みたい街ランキング、古着屋、雑貨屋、カフェ巡り、商店街 などの特集で必ずと言っていいほど話題に上がる人気の街。
都心に近く、新宿から約10分程度のところに位置していて、総武線・中央線のJR高円寺駅と、東京メトロ丸の内線新高円寺駅の二駅利用が可能な便利な場所にあります。
今回は、その高円寺のカフェ巡りお勧めスポットをまとめてご紹介しますが、その前に街の魅力を少しお話ししましょう。
高円寺の魅力
ルック商店街や、純情商店街、高円寺ストリートなど、常に賑わいを見せている商店街が魅力の一つです。
私は以前高円寺に住んでいましたが、住宅街であるにも関わらず、多くの個性的なお店が集まり、話題性と活気にあふれた「夢のあふれる街」だと感じていました。
休みの日か平日かよく覚えていないけど、ストリートパフォーマーやバラエティ番組の取材の様子をよく目にしていたのを覚えています。
そして!高円寺と言えば、春夏秋冬で大きなお祭りが開催されているのが大きな魅力なのです!
高円寺四大祭り
2019フォトコンテスト応募作品/大内良晟『高円寺の天空(そら)へ…』 https://t.co/t70VAO5XTU pic.twitter.com/uUTT8rWhMh
— 高円寺びっくり大道芸 (@koenji_daidogei) May 23, 2019
高円寺には『高円寺四大祭り』と称し、一年間に大きなお祭りが春夏秋冬ごとに開催されています。
高円寺の駅から商店街の周りのスペースを使って、様々なパフォーマーが街中に感動と興奮を巻き起こします。ジャグリング、コメディ、舞踏、空中ブランコなど、街角で味わえる贅沢なお祭りです。
夏にはあの有名な「高円寺阿波踊り」
出典:https://www.facebook.com/TokyoKoenjiAwaodori
これまで沢山の練習を積んできたそれぞれの阿波踊り連が、大通りを思いっきり踊り演奏し練り歩きます。熱気と感動があふれ、街の外からも多くの観客と取材陣が集まる高円寺最大級のお祭りです。
秋には、商店街の店主たちが、お笑いやアイドルのライブ、プロレスの試合、芸能人のトークショー、ヒーローショー、スタンプラリーなど複合型のイベントを主催し街を盛り上げる『高円寺フェス』が開催されます。まるで大人になっても楽しめる大文化祭の様です。
冬には、劇場の座・高円寺や高円寺エリアの各店舗などで、落語に講談、浪曲、漫才、紙切り、太神楽、ものまね、コントなどなど、高円寺中で演芸を楽しみ笑いがあふれるお祭り「高円寺演芸まつり」があるのです。
高円寺カフェ巡り
高円寺の魅力を少しお分かりいただいたところで、いよいよおススメカフェのご紹介です。
しっかりとご飯が食べられるカフェ、豊富なオリジナルドリンクや自家製デザートがおいしいカフェ、健康志向のカフェ、瞑想ができるカフェなど、色々と個性的なお店が楽しめます。
ほんの一部ですが是非参考にしてみてくださいね。
瞑想ができるほど頭と心が休まるカフェ「アール座読書館」
ここは「静寂を楽しむための空間」と言われています。
「自分だけの時間」が欲しい方にお勧めしたいです。
基本的にお喋りは禁止。小声のちょっとした話や、足音、多少の物音はかまわないけど、小声でも長く続くお喋りはいけません。なので1人のほうが楽しめる上、飛沫も飛ばずに密にもならないので、そういう意味でもお勧めできます。
席の種類は9種類で、席ごとにコンセプトがありお気に入りの席を見つけましょう。
そしてお店の奥の壁一面にはたくさんの本が図書館の様に用意されていて好きにとって読むことができます。
メニューは珈琲や紅茶 フレーバーティー 緑茶 ソフトドリンク。
食べ物は手作りの焼き菓子があります。
1人の時間を楽しめるので、スマホやパソコンなど音を出さなけれが使うことはもちろんオッケーです。
ですが、実際に行ってみた私としましては、そういった外部とのコンタクトが取れるものもいったんやめて、今目の前にある景色や、今感じているこの静寂のな空気、木の床がきしむ音や水槽の水が流れる音、今味わっている飲みモノなど、「自分だけの時間」の中で「今この瞬間の自分」にゆったりと向き合うことをお勧めしたいです。
頭の中がすーっと軽くなって穏やかな気持ちになれるでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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物語の世界に迷い込んだファンタジー喫茶「エセルの中庭」
続いては「エセルの中庭」。
メルヘンな世界、SNS栄えする空間でお喋りを楽しみたい方にお勧めです。
さきほどご紹介した「アール座読書館」の系列店ですが、こちらはお喋りOKです。
「中庭のエセル」という物語をコンセプトにしています。
主人公は「エセル」という、心に傷を負った悩める少女。彼女の中の空想と現実が入り混じった空間をイメージしたのがこちら喫茶店です。
そんな物語の世界に足を踏み入れるべく、ビルの階段を三階まで上っていきます。
すると、入り口に入った瞬間から、物語の「中庭」へ、お客さんを招き入れてくれるのです。
鉄鋼と植物で門を再現していて、天井からの琥珀色の照明は、太陽の木漏れ日を連想させます。
席は半個室になっていて、どの位置からの景色も素敵なので座る場所に迷ってしまいます。
メニュー表もあくまで「物語」にこだわっていて、メニュー紹介文にも注目してもらいたいです。イラスト付きでお話に沿った書き方をしているまるところが、絵本のようです。
エセルの中庭は、写真をたくさん撮りたくなるほどとってもかわいい喫茶店。
ここではお伝えできていない魅力的な部分が盛りだくさんなので、詳しくはこちらをご覧ください。そして実際に足を運んでみて、物語の世界でティータイムを楽しみましょう!
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昭和のレトロを楽しむ喫茶店 「珈琲亭七つ森」
カフェ激戦区であるこの高円寺で古くから地元になじんでいる老舗の喫茶店です。
現代とは違う雰囲気の中で、長く愛され続けている味を楽しみたい方におススメです。
いかがでしょう?文字が今とは逆になっています。まるで昭和の時代にタイムスリップしたみたいですよね?
木材ベースにベロア素材を使ったレトロな椅子など、内装もどこな懐かしい雰囲気が醸し出しています。ちなみにお手洗いも和式でした。
客層としては若者だけでなく、年齢層が上の方も多く訪れるそうです。
おひとり様やお友達とはもちろん、親子で利用してもいいかもしれませんよ。
そしてここではお茶だけではなく、ご飯を楽しむことができます。もちろん手作り。
厨房が、客席とはカウンターのみで仕切られているため、調理していることろが見えるのです。
食材を切る音や、ジューっとフライパンで調理している音や、いい匂いも漂ってくるので、どんどんお腹が空いてきます。
中でも人気があるのはこの和風オムライス
牛肉のしぐれ煮を炊き込んだようなご飯に生クリームとバターをしっかりと使った自家製オムレツが載っていて舌を満足させてくれます。
自家製デザートがまた人気でして、特に「カスタードプリン」は、たまご感がしっかりとして固めでありながら、中はなめらかな触感が楽しめます。
季節によって変わるメニューもあり、フレッシュなイチゴを使った甘さ控えめの「イチゴのばばろあ」も人気の商品です。
因みに、この「七つ森」の名前の由来は「宮澤賢治」の詩集が元になっているようです。
詳しくはこちらの記事を是非ご覧ください。
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健康的なヴィーガン料理をお腹いっぱい食べられる「メウノータ」
高円寺のヴィーガングルメと言えばここ!
普段ヘビーな食生活を送っている方や野菜大好きな人にこそおススメしたいお店です。
メノウータでは、ランチプレートが大人気なんです!
こちらは秋に行ったときのメニューですが、季節によって旬の食材が変わるのでもちろんメニューも変わります。
とにかく見てください。肉がありません。魚も卵もない!!
ちょこっとのっかってる真ん中のご飯を取り囲むおかずは、野菜 野菜 野菜!!
え、、、これでお腹いっぱいになるの?栄養偏らないのかしら・・・??
ご安心ください。お腹いっぱいになりました。
野菜たっぷりなので食物繊維が豊富。
そしてメイン料理が手前の「レンコンステーキ」なんですが根菜はお腹に十分溜まります。
真ん中に載っているご飯は「玄米」でずっしりときます。
スーパーフードがふんだんに使われていて栄養もバッチリ。栄養がとれたらお腹いっぱいになるんです。
私はお店の雰囲気も好きです。
雨の日に訪問したのですが、明るい木材が使われていて、ドライフラワーを使っていたり、おもちゃや楽器や動物モチーフのカラフルな装飾が気持ちを明るくさせてくれました。
ホールスタッフの方の雰囲気も物腰の柔らかくてなんだか癒されます。
シェフは女性の方です。
さらにはYouTubeチャンネルや書籍にて一部レシピを公開しているのです。
インスタグラムもあるのですが、お料理がホントに大好きで、美味しいものを食べている人、食事を楽しんでいる人から漂ってくる空気が好きとのこと。
それがカラフルなプレートや明るい店内に現れていると思いました。
お腹いっぱいでも罪悪感がないヴィーガン料理。
おかずメニューだけではなくヴィーガンスイーツやテイクアウト弁当もあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
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ニューヨークデリをイメージした「ノスタルジアカフェ」
グルメもスウィーツも楽しみたいという方にはここがお勧め。
高円寺の繁華街から少し外れた早稲田通り沿いにあります。
外観も内装もスタイリッシュでかっこいい。新しめのお店なので床も家具も照明もトイレもきれいでした。ところで、カウンター上のメニュー表が全部ローマ字で書かれているのですが、なぜだと思いますか??
実はここのオーナーさんは、約20年間映画興行界に従事しておられ、そこで経た経験から、自身で思い描いていた空間を表現し、共有できるサービス業を実現したいという思いを、このノスタルジアカフェで叶えたのです。
ここは、ニューヨークのデリをイメージしているので、だからこそ看板も全てローマ字なんだなと思いました。海外の様な雰囲気が出ていてかっこいですよね。
メニューは主にミートボールや具たくさんのサンドウィッチ、ホットドッグなどです。
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ミートボールは、ソースがクラシックトマト サワークリーム ブラックビーンチリの三種類から選べて、主食もフォッカチャ・ご飯・パスタが選択できます。
見た目もカラフルでボリューミー。
そして、パティシエ自家製のデザートがとてもおいしかったです。
私は季節のデザートでカボチャタルトを食べました。
ほんとカボチャが濃厚で素材を活かした美味しさでした。定番のデザートや持ち帰りの出来る焼き菓子も豊富にあるので、近くに住んでいたら頻繁に買いに来てしまいそうです。
ドリンクメニューは、珈琲や紅茶の他に、ビール、ワイン、カクテルなど豊富に揃っています。
ご飯だけでも、お茶だけでも、またまた両方でも!!その時の気分に合わせて、どの時間帯でも楽しめるので是非とも行ってみてくださいね。
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高円寺カフェ巡りのまとめ
いかがでしたか?高円寺は商店街と住宅街に囲まれていて、常に活気があって夢あふれる魅力的な街。
お祭りがあるときはもちろん、イベントがない日にふらっと立ち寄るだけでも楽しめることは間違いありません!
商店街をゆっくりお散歩したら、ふらっとどこかのカフェに入ってみてくださいね。
お気に入りのお店ががきっと見つかることでしょう。