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【杉並】和田堀公園は釣りや虫捕りができる貴重な場所

都市生活の中で心と体を安らげる場所。アクティブにも癒しにも活用できる。都民の休日をいろんな形で楽しむことができる。

杉並区にある和田堀公園には、緑、川、池、遊具、バーベキューエリア、釣り堀、食堂、サッカー場 野球場 テニスコート 競技場 博物館などたくさんの施設が揃っています。

今回は、杉並区内で自然を満喫できる、そんな癒しの空間をご紹介します。

パワースポットに隣接した超巨大な公園

和田堀公園

「東京のへそ」と言われたパワースポット。有名な大宮八幡宮。
その裏側に多くの自然に囲まれている「和田堀公園」が広がっている。

春には桜、秋には紅葉を楽しめるが、それ以外の季節でも魅力のある公園である。

地図を見てみると、善福寺川に沿って緑が広がり、和田堀公園と善福寺川緑地がつながっていて、その距離約4.2km。なんと地下鉄3駅分ほどにもなる。
細長く広がるその道なりを歩き進むと、左右にさまざまなエリアが現れてくるのだ。

和田堀公園地図

それではさっそく広い公園の散策と行きましょう。

大宮八幡宮の入り口を正面に見て右側の、下り坂になっている道路を歩いていくと、和田堀公園にたどり着く。

私が足を運んだその日は、右手の野球場で試合が行われていた。
左手にはサッカー場(サッカーゴールが付いている第一競技場)がある。以前は少年サッカーが行われていて、ギャラリーもたくさんいて、かなり盛り上がっていた。その日は数人の大人たちが遊んでいる姿が見えた。左手側がメインのエリアだと思うので、まずはそちらへ進むことにしよう。

公園の敷地に足を踏み入れると、うなだれる様な猛暑を感じなくなっていた。
その日は30度を越えた快晴の猛暑日で、緑が茂る木々の隙間から、細々と降り注ぐ日光はあるけれど、その隙間のそよ風がとても心地良い。
歩いていくとランニングをする人たちと何度もすれ違う。

少し先に進むと、バーベキューを楽しむ人々が見えた。
その奥には駐車場、隣にはちょっとした遊具があり、食べたり飲んだり遊んだり、近いエリアで大人も子供も楽しむことができる。

こちらは完全予約制で無料で使用できるみたいです。参考サイトはこちらから
ゴミの持ち帰りなど後片付けはしっかりと。マナーを守って楽しもう!

都心では珍しいカワセミが……

和田堀池

さて、どんどん先へと進んでいくと、この公園のメインエリアともいえる、和田堀池にやってきた。

今回は見つけられなかったが、寒い時期に訪れた時、青くてキレイな水鳥、カワセミを発見した。

公式ホームページによると……

都市化の進展で姿を消していたカワセミが、数年前に再び戻ってきた。
和田堀公園の周辺には、 巣作りに欠かせない赤土の崖があり、池にはエサのクチボソ、タナゴといった小魚がたくさんいるうえ、中島の茂みや水生植物のガマなど、身をかくす所が多い ためだと言われている。

繁殖期は3~8月ですが、緑の少ない冬に見たのでその時のほうが見つけやすかったのかも。
カワセミはペットにすることは禁止されているため、見つけたら写真を撮って優しく見守るだけにしよう。

虫捕りや釣りと夏の思い出

wadaborikoen

和田堀池で多く見られたのが、虫捕りや釣りをする親子や兄弟たち。もしくは友達同士。この光景を見ていると、懐かしい気持ちになります。

虫かごや虫捕り網、バケツ、釣り用具などを準備し、夢中で捕まえようとする男の子たち。
「エビを取った!!エビとった!!」とめちゃんこ喜んでいる小学生はジャンプをしながら釣りをしているお父さんのところへ駆け寄っていく。
「え?なに?ホントにエビ?どれどれ」と聞くお父さんも釣りに夢中であった。

懐かしさと夏の思い出

小学校の時、田舎の別荘で虫捕りしたりセミの抜け殻を集めたり楽しんでいた。
それから地元の土手へ、父や兄と一緒にザリガニを釣りにも行っていた。
私も手で触っていたし、サイズが大きく立派なものほど喜んでいた。
一緒に2回引っ越しをし、転校もし、3年近く共に過ごした元気なザリガニは、旅行から帰って来た時にひっくり返って死んでいた。

それはとても悲しかった想い出だ。
寿命だったのか。餓死したのか、はたまた熱中症だったのか。
考えてみればザリガニの生態についてあまり勉強をせず、当時は私の代わりに親がちゃんと世話をしてくれていたのだろう。

和田堀公園の川

ここにいる子供ちゃんたちは、自分で連れてきた自然界の生物とどのようにつきあっていくのだろうか。

ところで、今はもう、土手へのザリガニ釣りはもちろん、虫捕りなどは一切したくないと思っている。汚れるのも嫌だし、なにより虫が嫌いだ。
いつから変わってしまったのだろうか(笑)

周りを見ても、お父さんと息子は率先して池周りで遊んでいるが、お母さんは少し離れたところから見守る図が多く見られた。

もし私に息子が生まれたらこうなるんだろうなと思った。
それと、都内でもこうして自然と戯れる場所があって安心した。

昭和を感じさせるレトロな商業施設

和田堀公園釣り堀

さらにその先には、食事処と釣り堀が併設した赤い建物がある。
見学することもできて中に進むと、池ではあまり遊んでいなかった女の子も、お母さんと一緒に楽しんでいる姿が見られた。

釣り堀

女の子は割と大きめな魚を釣った!喜ぶ娘と魚のツーショットを撮ろうとカメラを構えたものの!つるっと魚を落としてしまい、なかなかつかめないでいる女の子。
良い写真を撮れるといいなと思いながらも、お魚死んじゃうよ!という心配もあってなんだか複雑だった。
でも一つ確実なことは、魚を釣って喜ぶ女の子はとても微笑ましかった。

釣り堀料金表

ちょっとした体験30分からのんびり半日コースまでニーズに合わせて楽しめる。
屋根がほとんどないので日焼け止め必須
芸能人も取材などで多く訪れているようだ。

けやき広場でのバスケ少年との出会い

和田堀公園けやき広場

そしてさらに自然が深まったけやき広場へと進む。
バレーボールのパス回しを楽しむ人たち。この広さならフリスビーやりたいなんて思いながら、奥のほうにはミニバスケットゴールが見えた。

そこには、シュートの練習してる小学生が2人。結構な率でゴールを決めてるので「おお!」「すごーい!」などと声をかけていた。
ちょっとやりたくなってしまって、一本指を立て「一回、打たせて~」
と話しかけたら、照れ笑いをしながらボールを渡してくれた。
さっそくゴールを外す。そんなばかな!
もう一回いい?と聞いたら、笑顔でうなづいてくれた。二回目は成功。
「ありがとうね」といってボールを返した。

バスケットゴール

そこへお母さんが様子を見に来た。
「二人とも上手ですね。たくさんゴール決めてましたよ」と声をかけると
「ありがとうございます。いや~やっっと形になってきたんですよ」
お母さんは、全く出来ないころから見て来ているわけだ。
どんどん上手になっていく姿を見守るってどんな気持ちなんだろうか。

私がその場を離れるときには、どんどん少年たちが集まってきた。
お父さんか近所のお兄ちゃんか分からないけど、その人たちがお手本を見せながらドリブルやパスの練習が始まった。いいなぁ楽しそう!

ひこうき広場で遊んでみる

ひこうき広場

けやき広場を越えると、和田掘公園はここまでになる。
ここからは善福寺川緑地エリアになるのだが、「ひこうき広場」なんて名前が気になったのでそこまでは行ってみた。

ここにはブランコやうんてい、鉄棒、など遊具がたくさん。
子供向けの遊具だけど、やってみたいという気持ちがふつふつと湧いてくるのだ。

子供が遊んでいないときに遊んでみるのもお勧め。
ブランコは楽しい、うんていはつらい、逆上がりは怖い。
さて皆さんはどうだろうか?童心に戻り、遊具に触れてみよう。

ドラマが垣間見える安らぎの公園

休日をアクティブにものんびりとも、好きなように過ごせる和田堀公園。
大きな駅の近くではないためか、そこまで密集していない大きい公園だ。

今回はメインの西側を紹介したが、東側には杉並区の歴史がわかる杉並区立郷土博物館や、大きな競技場がある。ここは有料でレンタルができるが、都の学校なら少し料金が安い。
都内の学校には広いグラウンドがなかなかないけれど、こういうところでのびのび運動できるんだろうなと思った。

地元の家族や子供が多く、とても懐かしい気持ちになり。
子供のころの想い出や頑張ってきたことなど、自分自身を振り返ってみたり、一緒にいる人との会話が増えてくる。

もちろん1人や大人達だけで来ている人もたくさんいるし、季節によっても色々な楽しみ方があると思う。
春はさくら 夏は避暑地 秋は紅葉 冬は初詣のついでに・・・。

自然の中にあるその場所には沢山のドラマがあり、自分自身や大切な人達とも向き合える、
心と体の安らぎの場所。それが、パワースポットに隣接した和田堀公園だ。

詳細情報・アクセス

最寄り駅方南町駅からバス5分。サミットの目の前にあるバス停「永福町行」乗車「大宮町」下車徒歩20分

西永福から徒歩15分

開園日常時開園
※サービスセンター及び各施設は年末年始は休業となります。
※営業時間等はサービスセンターへお問い合わせ下さい。
入園料無料(一部有料施設あり)
公式サイトhttps://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access095.html
駐車場

 

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