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【白山】街の中華屋さんはこれが良い。兆徳で情熱大陸の味を。

新しい場所へ訪れると、ついつい町の中華料理屋さんを探してしまう自分がいます。
おしゃれな店構えじゃなくていい、暖簾が色褪せていてもいい。少し強面な店長さんがいい。黄色いビールケースが山積みになっているくらいがちょうどいい。

もしあなたもそんなお店を探しているのなら、白山にある中華料理屋さん・兆徳がぴったりです。
情熱大陸にも取り上げられた昭和の雰囲気漂うお店で、おいしいチャーハンに舌鼓を打ってみませんか?

開店前から行列に並ぶ

白山の中華料理兆徳

ランチの営業は11時半から。人気店であることは知っていたので、開店ぴったりにお店に着くように時間を合わせて向かいました。しかし着いた時点でお店の前には10人以上の行列が……。

小さなお店なので、オープン時に店内に入ることはできず、30分ほど待ってから席に着くことができました。わたしが待っている間にも続々と人が並び長い列を作っていたので、長時間待つのが苦手な方はオープン前に並んだ方がいいかもしれません。

客層は一人で訪れているサラリーマンからカップル、家族連れまで様々。わざわざ訪れた人もいれば、地元の人が多いような印象も受けました。
お店の入り口付近にメニューが貼ってあるので、並んでいるうちに注文するものを決めておくとスムーズでしょう。

看板メニューのパラパラチャーハン

兆徳のチャーハン

兆徳の代名詞である、チャーハン。7種類あるチャーハンの中から、わたしは醤油チャーハンを頼みました。

この黄金色のチャーハンが運ばれてきたときは驚きました。ドラマや漫画でしか見たことのない黄金色のチャーハンに、まさか現実で出会えるとは思っていなかったんです。

ご飯は軽やかなパラパラ系。具は卵とネギのみというとてもシンプルなチャーハンですが、それでちょうどいい。余計な具はいらないなと思えるチャーハンです。あまりにおいしくて箸が止まらず、ぺろっと一皿食べてしまいました。

わたしが訪れたときもほとんどのお客さんがチャーハンを頼んでいて、厨房ではひっきりなしにチャーハンが作られていました。
厨房に近い席に座ったときにその様子をずっと眺めていたところ、チャーハンは平均1分半ほどで出来上がっています。強火で豪快に作られていることも、おいしさの秘訣かもしれませんね。

チャーハンだけじゃない。おすすめメニュー

兆徳にはチャーハン以外にも、炒め物やラーメン・鍋などたくさんのメニューがあります。今日はその中でもわたしが特におすすめしたいメニューを紹介します。

ニンニクを気にしなくていい餃子

兆徳の餃子

看板メニューのチャーハンと共にぜひ食べてほしいのがこの餃子です。食べると旨味たっぷりの肉汁が溢れ出てきてとてもおいしいですよ。
実はこの餃子をはじめとして、兆徳のメニューでは一切ニンニクを使っていません。そのため後の予定を気にせずにご飯が楽しめますし、どれもニンニクを使っていないとは思えないほどのおいしさです。

パリッと音の出る春巻き

兆徳の春巻き

わたしは春巻きが大好きで、中華料理屋さんに行くと必ず春巻きを注文します。兆徳の春巻きは食べる時に気持ちいいくらいのパリッと音がする、耳までおいしい春巻きなんです。いくらでも食べられちゃいますよ。

クセがなくて食べやすいレバニラ炒め

兆徳のレバニラ炒め

お腹に余裕のある方には、ライスを一緒に頼むことをおすすめします!この一皿だけで白米が3杯は軽く食べられるんじゃないかというほどおいしいです。
レバニラは少しクセがあり苦手な人が多い食べ物ですが、兆徳のレバニラはクセがなく野菜たっぷりで食べやすいですよ。

 

兆徳の料理はどれも濃すぎず優しい味で、しつこさが一切ありません。だからいくらでも食べられるし、もっと他のメニューも食べたくなってしまうのでしょう。ボトルキープするほど通う常連さんがたくさんいるのも、頷けます。

まるで実家のような雰囲気の座敷

お店の2階には座敷があるので、20人までなら予約して宴会もできます。わたしも利用したことがあるのですが、この座敷がまた、味があって最高なんです。
昔ながらの和室に、お婆ちゃんの家にあるような低い木製の長テーブル。紺色の座布団。テレビも置いてあるので、テレビを見ながらおいしい中華を食べ、ふざけた話で笑って、ビールを流しこみ、また中華を食べる。

なんだか実家で家族や友だちと飲んでいるような、そんな居心地の良さを味わうことができますよ。

優しい店長さんとのほっこりエピソード

わたしが初めてこのお店を訪れて、カウンターに座ったときのこと。ふとキッチンに目をやると店員さんの鍋さばきがあまりにもカッコ良くて、釘付け状態に。次は何を作るんだろう、とずっと見ていたので店員さんもさぞやりづらかったと思います。

そんなわたしが珍しかったのか、今度は店長さんがわざわざわたしの目の前で、わたしに見えるように餃子の仕込みを始めてくれました。もちろんわたしは店長さんの手元に釘付けです。
そこから店長さんとの会話が始まり、見た目は強面だけれど人懐っこい店長さんと仲良くなるまで時間はかかりませんでした。

また、兆徳の近くには東京大学があるため、お店には東大生も多く訪れます。なぜかわたしの友人が、店長さんに東大生だとずっと勘違いされていたという面白エピソードもあるんです。友人がお店に来るたび「勉強はどう?頑張ってる?」と声をかけてくれたと言っていました。もちろん、友人は東大生ではありません。

料理の味はもちろんのこと、誰にでも優しく接する店長さんのお店だからこそ、地元に愛されているのでしょうね。

白山は高級マンションが多く立ち並ぶ住宅街ですが、兆徳のように親しみやすくておいしい、町の中華料理屋さんもあるんです。
みなさんもぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

詳細情報・アクセス

住所東京都文京区向丘1-10-5
電話番号03-5684-5650
最寄り駅東京メトロ南北線「本駒込」駅(1番出口)から徒歩2分
都営三田線「白山」駅(A3出口)から徒歩4分
都バス「向丘二丁目」「白山下」から徒歩2分本駒込駅から239m
 
営業時間【平日】
11:30~14:30
17:30~23:00【土・日・祝】
11:30~14:30
17:30~22:00
定休日不定休
テイクアウト
兆徳のチャーハン
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